1978-02-27 第84回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
だから、私大臣にお願いしたいのですが、早急に実情を調べていただいて改善をしていただく、設備の改善をするという言葉をひとつそこに入っておられる重症心身児の皆さん方にこの場所からプレゼントしていただきたいと思う。
だから、私大臣にお願いしたいのですが、早急に実情を調べていただいて改善をしていただく、設備の改善をするという言葉をひとつそこに入っておられる重症心身児の皆さん方にこの場所からプレゼントしていただきたいと思う。
○小沢国務大臣 重症心身児のために各国立療養所にずいぶん前から病棟等をつくりましたものがございまして、それが成長に応じて合わなくなったり、あるいは施設が前のものは近代的な設備になっていなかったりしますので、これらはひとつ各療養所とも早急に調査をいたしまして必要な整備はやっていきたいと思います。
御承知のように、肢体不自由児施設の収容者あるいは盲聾唖施設の収容者のほとんどすべて、九八、九%は、現在何らかの意味で養護学校なりあるいは特殊学級に通学をしているわけでございますが、問題は、重症心身児の収容施設に入所をしている方々に対して非常におくれておりまして、いま就学の状況を見ますとこれが三割八分ぐらいしかないわけでございます。
そして、それを毎年計画的に、施設整備費を重点的に、先ほど言いましたようにいまおくれている施設はどこかと言いますと、特養と重症心身児の施設、それから精薄等を含めました授産関係の施設でございますので、この施設に重点的に配分をすれば相当希望にこたえ得ることになるのじゃないか、かように考えておるわけでございますので、御了承いただきたいと思います。
○国務大臣(小沢辰男君) 国立療養所の整備につきましては、私ども、本体の病院のみならず、付設をされておりますこうした重症心身児・者の施設の改善に、ひとつできるだけ、実行予算でできますので、私も考慮してまいりたいと思います。
しかし、そういうお気の毒な人が生きる喜びを感じさせるように、お互いにこれはしでいかなけりゃならぬ問題だと思っておりますし、今日まででも重症心身児の収容施設につきましては、できるだけの処遇はしてきたつもりでございますが、今後とも最大の努力をいたしたいと思います。
むしろ私どもは、そういうふうな例外だというふうなことじゃなしに、やはりもう少し国立病院なり国立の療養所のほうは、重症心身児の問題とか、筋ジスの問題とか、そういうむずかしい問題をふやして仕事をやっているわけですから、削減の例外だなんていうんで満足すべきものじゃない。
○説明員(渡部周治君) 重症心身児対策につきましては、在宅対策、それから施設の対策、いずれも非常に重要な問題でございますと同時に、それを相関連せしめながら、どのように根本的な問題として解決をはかっていくかということであろうかと思います。
また、そういう気持ちを例といたしまして、たとえば重症心身児、筋ジスを引き受けましたときにも、御承知のとおり定員はきわめてわずかでございました。しかし、私ははっきりと、これは施設をつくってもいいけれども、それに伴う人をつけない場合だったら私はその施設の予算を全部返上するということを公言した人間でございます。そういうつもりで私も努力したいと考えておりますので、今後とも御激励を賜わりたいと思います。
○松尾政府委員 先ほど申し上げましたように、四百八十四というのは、いわゆる「ニッパチ」問題としての夜勤勤務条件の改善という意味の初年度でございまして、そのほかに新生児の看護の問題でございますとか、あるいは療養所におきましては重症心身児あるいは筋萎縮症の内容を十分改善をいたしますとか、そういったものを含めまして増員はいたしているわけでございまして、決して四百八十四だけではないわけでございます。
○山本(政)委員 ですから、金額の小さいのは別といたしまして、金額の大きい、たとえば重症心身児とか新生児とか、あるいは筋萎縮の増員とか、そういうものは厚生省の業務拡大に伴うものじゃありませんか。需給対策じゃありませんよ、正確にいえば。業務拡大に伴った人件費であって、看護婦の需給対策として含めること自体がおかしいじゃありませんか。その点どうなんです。
○河村委員 その一般会計のほうから重症心身児の補助金みたいなものが療養所の特別会計に入ってきて、それが収入になるのですか。
○船後政府委員 重症心身児の診療費につきましては、医療保険その他で診療報酬の上から請求し得る金額以上に支出を要する分は、一般会計のほうで特別の措置費として計上いたしております。これは国立療養所のみならず民間の重症心身児を収容する施設につきましても同様でございます。
○政府委員(若松栄一君) 国立療養所に併設いたしました重症心身児の収容施設が十四カ所を予定しております。その十四カ所に対して、一カ所十八名ずつということでこの増員が組まれております。
しかし、何ぶん施設だけつくって重症心身児の対策を期するわけにはまいりませんで、そういうような子供たちを介護する人々の養成もはからなければならないのでございまして、不十分ではございますけれども、できるだけひとつ施設を充実したい、一歩一歩充実していこう、こういうつもりでやっております。